Precious ―スクールデイズ 後編―

「……笑われたり、しないかな……?」
そう、口ごもる姿がやけに儚げで。縋るように見つめてくるのに、そっと手招きをした。
素直に寄って傍らに立つ高耶の手を両の掌で包みこむ。
彼が望むのなら。彼の進む方向へ背中を押すのが自分の役目だ。
白いカフスに包まれたその手を押しいただくみたいにして、彼を見上げた。
「笑うどころか。きっとみんな見惚れて絶句しますよ。さっきの私みたいに。だから高耶さんはただ胸を張っていればいい。いつも通りに」
「ほんと?ほんとにそれでオッケー?」
小鳥みたいに首を傾げるのに、さらに重ねて頷いた。



くっそぉ〜、直江めっ!イイ思いしすぎですっ!!!
でも、こんな高耶さん目の前にして手を出さないのはエライ!


こちらは、月さまから強奪したメイド高耶さんですv
どうもありがとうございます。




ついつい、こんな心配性の直江を想像・・・。(笑)
高耶さんのモテっぷりは、スゴイんでなかろうかと?