L'ESTRO ARMONICI ―終わりなき夜の押印―

いつのまにか室内の灯火が増やされ、寝台のすぐ脇に大きな姿見が 立てかけられている。 誰かの影と思ったものは、鏡に映った高耶自身。
昼のように明るい中で後ろ抱きに男に抱かれ、大きく脚を広げられ 性器も後孔も恥かしい場所すべてを晒している全裸の自分のあられ もない姿だった。

「どうです?とても魅力的でしょう?後ろに玩具いれられただけで 欲情しちゃうカラダなんてそうそうお目にかかれませんよ?」
侮蔑を含んで男が囁く。


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