L'ESTRO ARMONICI
―天上散華―
「この中、こうやって擦られると気持ちよくて仕方がないんでしょう?
顔を隠してたって無駄ですよ。カラダは正直に応えている。
ほら、あなたの坊やからもこんなに蜜が溢れてもうべとべとだ。
ふふふ…こっちにも塗ってあげましょうか」
蜂蜜とも先走りともつかぬ粘液を彼の性器から掬い取ってはそのすぐ上、
毛を抜いたばかりのなだらかな膨らみになすりつける。
きわどい場所、敏感な部分。でも、決定的な刺激にはなり得ない部位へ
施される愛撫に、堪えきれずに高耶の肩が大きく揺れた。
「どう?舐められるのとどっちが好き?それともやっぱりいやらしい
後ろのお口の中がいい?」
枕に顔を埋めたまま、高耶が弱々しくかぶりを振った。肩口の震えは
小刻みなものに変わっている。きっと、彼はもう、泣いているのだ。
「……本当はあなたのその意地っ張りな上の口から聞きたいところですが。
昨日の今日だ。あんまり虐めるのはやめておきましょうね。
ほら。イって。高耶さん。あなたの一番イイトコロで」
ますますサイテーですみません…。m(_ _)m
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