長夜の宴 -3-

薄闇に、菊が薫る。
それは活けられた花からのようでもあり、組み敷く彼の身体から立ち上るようでもある。

関係を絶つことはできなかった。
あれ以降、時折、高耶は当然のような顔をして寝間に忍んでくる。
拒絶する理由も気概もすでになかった。 一度きりの過ちにすら収めきれない自分を浅ましく思いながら、諾々として彼を抱き、彼に溺れた。

ひさびさの艶ものは、襲い受け高耶さんですv(^^)
二人とも、いろいろ抱えたものを押し隠して、すれ違ってる様が萌えだわ・・・。


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